コンビニ人間
読書の秋は終わりました。
暖をとりながら読書する冬の到来です。
本日は以下の一冊です。
コンビニ人間
コンビニこそが、私を世界の正常な部品にしてくれるー。
36歳未婚でコンビニアルバイトをする女性のお話です。
一言で言うと、コンビニでしかいきていけず、コンビニにあることこそが自身の世界そのものという、まさにコンビニ人間です。
ぶっちゃけぼくはサイコな人間だと思いました。
どこか感性が他人とずれている人が、うまく隠してある程度まで生きて来たものの、、ずっとそれが続けられるわけもなく、迷います。
そこで新オープンのコンビニのオープニングスタッフとして働くことになり、自分という人間を構成することで話が始まります。
バイトを18年続け、ある日、色々と勘違い履き違え人間の屑のような人物がばいととしてでてきます。
そして、主人公の生活が少し狂っていきます。(実際元々狂ってます。)
その人と関わり、ある関係を持つことになり、周囲からの見られる目、または周囲を見る目がコンビニ的なものから狂っていきます。(主人公はコンビニが全てなのでコンビニフィルターを外して世間を見れません、異常です)
まぁ、最後が一番狂ってるなん、と思いましたが、実際他人がどう考えてどういきてるかはわからないから、面白い見方だな、だとも思いましたね。
印象に残ったのは、
・人はだんだん誰かの口調によっていく。
・コンビニで飲んだ水は二週間後には無くなっている。
ってとかはなんだか残ってます。
芥川賞、確かに『普通』とは何か?を少し考えさせる内容でした。